ロジレス(Logiless)とは、EC向けのOMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)が一体となったクラウド型の自動出荷システムです。荷主と倉庫が同じプラットフォームを使うため、受注から出荷指示までデータの二重管理が不要になり、公式では自動出荷率90%超・1,700社導入(2026年4月末)を掲げています。多モール展開で在庫ズレや出荷遅延に悩むEC事業者は多いはずです。本記事を読めば、ロジレスの機能全体像・分離型OMS+WMSとの違い・料金と倉庫費の切り分け・API・Shopify連携・委託先選定の観点が整理できます。定義の深掘りはロジレスとはの解説記事もあわせてご覧ください。
最終更新: 2026年7月7日
なぜ2026年にEC事業者がロジレスを知る必要があるのか
2026年にEC事業者がロジレスを押さえるべき理由は、OMSとWMSを別契約・別データで運用するコストが、人手不足と多モール化のなかで限界に達しているからです。理由としては、受注データの転記ミス、在庫反映のラグ、倉庫と荷主の画面が分断されていることが、誤出荷と欠品表示の主因になりやすいからです。数字で見ると、状況はより明確になります。
- 66.9%中小企業のデジタル化推進率(2025年)
出典: 中小企業庁 — 2025年版 中小企業白書 - 2026年物流効率化法改正の継続対応
出典: 国交省 — 物流効率化法ポータル - 1,700社ロジレス導入社数(2026年4月末・公式)
EC事業者と倉庫事業者が同一システムを利用
具体的には、Amazon・楽天・Shopifyなど複数チャネルを併用するほど、理論在庫と実在庫のズレが連鎖しやすくなります。一方で、すべての事業者が自社でロジレスを契約する必要はなく、ロジレス対応のECフルフィルメント委託先を選ぶ方法もあります。では、荷主は何から始めればよいのでしょうか。まず「受注から出荷までのデータが1本化されているか」を測る物差しとしてロジレスを理解してください。WMSとはの基礎知識とあわせて読むと、一体型の意味がより明確になります。
なぜ「WMS導入済み」だけでは不十分なのか
委託先の提案資料に「WMS導入済み」とあっても、OMSとWMSが別システムで日次バッチ連携だったり、荷主が在庫をリアルタイムに照会できなかったりするケースは珍しくありません。荷主が確認すべきは製品名ではなく、受注・在庫・出荷実績が同一データ上で循環するか、更新間隔、誤出荷時のフローです。詳細な比較軸はWMSの選び方8項目を参照してください。
ロジレス(Logiless)とは何か—OMS×WMS一体型の定義
用語の解説
ロジレス(Logiless)
ロジレス(Logiless)とは、株式会社ロジレスが提供するEC自動出荷システムで、OMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)が統合されたクラウド型SaaSです。EC事業者と倉庫事業者が同じ画面・同じデータを共有し、受注取込から出荷指示・在庫反映までを一気通貫で扱います。
ロジレスの定義を一言で言えば、「荷主と倉庫が同じ物流OSを使うOMS×WMS一体型クラウド」です。ここがポイントです。2017年2月設立の株式会社ロジレス(本社:東京都品川区西五反田、代表:田中稔之)が開発・提供しており、倉庫会社そのものではなくシステムのみを提供するビジネスモデルです。理由としては、物理的な物流作業は200社超の倉庫パートナーが担い、ロジレスは受注・在庫・出荷指示のデジタル基盤に特化しているからです。定義・沿革・ビジネスモデルの詳細はロジレスとはの解説記事で深掘りしています。
荷主視点でロジレスが担う3つの役割
- 受注統合:Amazon・楽天・Yahoo・Shopify・Temu・TikTok Shopなど複数モールの受注を一元管理
- 倉庫作業の制御:ピッキング・検品・出荷実績をWMS機能として同一データ上で記録
- 在庫の双方向同期:販売チャネルへ10〜20分間隔で在庫を反映(公式仕様)
一方で、ロジレスは決済処理や顧客マーケティングは担いません。OMSとWMSの役割分担の整理はWMSとOMSの違いを参照してください。まとめると、ロジレスとは「受注から出荷までのデータを1本化する物流基盤」であり、委託先選定の品質指標にもなります。
ロジレスが解決するEC物流の典型的な課題
ロジレスが解決しやすい課題は、OMSとWMSの分断による在庫ズレ・出荷遅延・転記ミスです。なぜこの課題が深刻化しているのかというと、EC事業者が平均3チャネル以上で販売し、受注データと倉庫実績の更新タイミングがずれるほど、理論在庫と実在庫の差異が顧客体験を損なうからです。理由としては、分離型構成ではOMS→WMSへのデータ連携にラグと人手介入が入りやすく、繁忙期にボトルネックになる構造だからです。
分離型運用で起きやすい4つの問題
- 在庫の二重管理:OMS上の引当と倉庫の実在庫が一致しない
- 出荷指示の遅延:受注から倉庫への連携が日次バッチだと当日出荷が困難
- 追跡番号の反映漏れ:出荷実績がモールに戻るまでに時間差が生じる
- 倉庫との情報非対称:荷主と倉庫が別画面を見ており、問い合わせ対応に工数がかかる
ロジレスはEC事業者と倉庫事業者が同じシステムを使うため、OMSからWMSへのデータ受け渡し工程そのものが不要になります。公式では受注データが約10分間隔で倉庫に同期され、自動出荷指示が走る設計です。では、具体的な次の一手は次のとおりです。自社の物流フローで「データの手渡し」が何箇所あるかを洗い出し、一体型で削減できるかを判断してください。
ロジレスのOMS×WMS一体型アーキテクチャとは
ロジレスのアーキテクチャの核心は、受注管理(OMS)と倉庫管理(WMS)が単一のデータベースと画面体系で動く点です。ここがポイントです。一般的なEC物流では、荷主がOMSを持ち、倉庫が別のWMSを持ち、APIやCSVでデータをやり取りします。ロジレスでは荷主アカウントと倉庫アカウントが同一プラットフォーム上に存在し、権限だけが分かれます。理由としては、データの複製と同期ラグを設計段階で排除しているからです。
OMSとWMSが単一DB。受注約10分・在庫反映10〜20分間隔(公式仕様)。
- モール・
ECカート - ロジレス
(OMS+WMS) - 倉庫
ピッキング - 在庫・出荷
自動反映
OMSとWMSが別システム。API/CSV連携の設計・障害対応が荷主の負担になる。
- モール・
ECカート - OMS
(受注管理) - API/CSV
連携 - WMS
倉庫作業
一体型で変わる更新間隔の実務感
公式仕様では、多くの販売チャネルで受注データは約10分間隔で倉庫に同期され、在庫は販売チャネルへ10〜20分間隔で反映されます。Shopify API連携は例外で、受注・出荷・在庫が約5分間隔(公式)と短く、2026年時点で同期間隔の短縮が進んでいます。分離型で日次バッチ連携の場合と比べ、欠品表示の改善と当日出荷の実現率が上がりやすい構造です。一方で、すべてのモールが同じ間隔で同期されるわけではなく、チャネルごとの仕様差は残ります。委託前のテスト出荷で、自社チャネルの反映速度を実測してください。
分離型OMS+WMSとロジレスの違い—比較の目的
分離型OMS+WMSとロジレスを比較する目的は、「データ連携コスト」と「運用の見え方」を総合的に判断することです。なぜ比較が必要かというと、分離型でも十分に機能するケースがあり、一方で多モール・高回転SKUでは一体型の方がTCO(総所有コスト)が下がることが多いからです。具体的には、次の表で整理します。
| 比較軸 | ロジレス(一体型) | 分離型OMS+WMS |
|---|---|---|
| データの所在 | 単一プラットフォーム。荷主と倉庫が同一DB | OMSとWMSで別DB。連携API/CSVが必要 |
| 受注→出荷指示 | 約10分間隔の自動同期(公式。Shopifyは約5分) | 連携設計次第。日次バッチも多い |
| 在庫反映 | 販売チャネルへ10〜20分間隔(公式) | 二重同期の設計・障害対応が必要 |
| 契約形態 | 荷主がロジレス契約+倉庫パートナーと物流契約 | OMS・WMS・倉庫を個別選定・連携開発 |
| 向くケース | 多モール展開・倉庫委託・自動出荷率を上げたいEC | 既存OMS資産が大きく、倉庫を内製運用 |
月500件未満の単一モールなら、分離型でも日次照合で回るケースがあります。一方で、楽天・Amazon・自社ECを併用しSKUが100点を超えると、データ連携の障害点が増えやすくなります。まとめると、多モール×倉庫委託のEC荷主は、一体型のデータ一本化を優先検討する価値が高いと言えます。
ロジレスとOMS単体型(ネクストエンジン等)の違い
ロジレスはOMSとWMSが一体ですが、ネクストエンジン・GoQSystem・スマレジ等は主に受注・在庫管理(OMS)に特化し、倉庫作業は別WMSや委託倉庫のシステムと連携する構成が一般的です。比較サイト(imitsu等)では「ロジレス vs ネクストエンジン」が頻出するのは、どちらもEC向けクラウドで多モール連携を謳うからです。なぜこの比較が重要なのでしょうか。荷主が求めるのは「受注を集める」だけでなく「倉庫まで一気通貫でデータが流れる」ことであり、OMS単体ではWMS連携の設計・費用が別途発生するからです。数字で見ると、一体型は連携開発コストを抑えやすく、OMS単体型は既存OMS資産や会計連携の深さで優位な場合があります。
| 比較軸 | ロジレス(OMS+WMS一体) | OMS単体型(例:ネクストエンジン等) |
|---|---|---|
| 倉庫作業 | 同一画面でピッキング・出荷指示まで | 別WMSまたは委託倉庫システムへ連携 |
| データの正 | 受注・在庫・出荷が単一DB | OMS在庫と実倉庫在庫の二重管理リスク |
| 向く荷主 | 倉庫委託・多モール・出荷自動化を優先 | 既存OMSに投資済み・倉庫は内製/固定委託先 |
| 拡張連携 | API・CSVで社内システムへ | 会計・POS連携の選択肢が豊富な製品も |
| 判定文 | 倉庫委託×多モールならロジレス一体型、OMS資産が厚いなら現行OMS維持+API併用を検討 | |
一方で、ネクストエンジン等のOMSは受注・在庫の可視化や会計連携で実績が豊富です。ロジレスへ全面移行せず、ロジレスAPIで倉庫データだけ抽出するハイブリッドもあります。Shopify中心の荷主はShopify連携記事で同期間隔(約5分)も確認してください。
ロジレスでできること・できないこと(境界の整理)
ロジレスが担うのは受注統合・在庫管理・出荷指示・倉庫作業のデジタル制御です。物理的な物流作業(ピッキング・梱包・配送)と決済・CRMは別の領域です。境界を誤ると、「ロジレスを入れたのに倉庫費がかからない」「システムだけで配送が完結する」といった誤解が起きます。具体的には、次のとおりです。
ロジレスでできること
- 複数モール・ECカートとの標準連携(200種類以上のコネクタ・公式)
- 受注取込・在庫反映・出荷実績の自動同期
- マクロ・RPAによる受注処理の自動化(90以上の条件・60以上の処理・公式)
- 倉庫内のピッキング・検品・出荷実績のWMS管理
- LOGILESS API(OAuth2)による外部システム連携(API利用料無料・公式)
ロジレス単体では不足する領域
- 入庫・保管・ピッキング・梱包・配送の物理作業(倉庫パートナーへの委託・別契約)
- 決済処理、顧客情報の一元管理、返金・ポイントなど販売管理全般
- 配送ルート最適化(TMSの領域)
- ECサイトの商品ページ更新やマーケティング施策
荷主が確認することは、ロジレス月額(システム費)と倉庫物流費(作業費)が別物である点です。料金の詳細はロジレス料金の記事で試算例とあわせて解説しています。まとめると、ロジレスは「物流のデジタル基盤」であり、倉庫作業そのものはパートナー倉庫が実行します。
ロジレスの主要機能と自動出荷フロー
ロジレスの主要機能は、受注の自動取込・ルールベースの出荷指示・倉庫作業の進捗管理・販売チャネルへの在庫・出荷実績の返却です。公式では自動出荷率90%超を掲げており、マクロ・RPAで受注処理を自動化する設計が特徴です。理由としては、EC事業者の受注パターン(ギフト、同梱、代引き、時間指定など)が多様であり、条件分岐の自動化がないと人手が追いつかないからです。
ロジレス自動出荷フロー(荷主視点)
- 受注取込:モール・カートから受注データを約10分間隔で同期
- ルール適用:マクロ・RPAで出荷方法・同梱・配送業者を自動判定
- 出荷指示:倉庫へ自動で出荷指示が発行(手動転記不要)
- 倉庫作業:ピッキング・検品・梱包をWMS画面で実行
- 実績返却:出荷実績・追跡番号を販売チャネルへ反映
自動出荷率90%超の意味と限界
90%超の自動出荷率は、標準的な受注パターンがマクロ・RPAで処理される割合を示します。一方で、特殊梱包・個別ラッピング・受注後のカスタマイズ対応などは人手介入が必要なケースがあります。繁忙期やキャンペーン前には、ルールの見直しと在庫防御(安全在庫の設定)をあわせて行ってください。
ロジレスのモール・ECカート連携対応状況
ロジレスはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Shopify・Temu・TikTok Shopなど主要モール・ECカートと標準連携します。ここがポイントです。連携機能はロジレスの基本月額に含まれ、モールごとに追加ライセンスを買う設計ではありません。理由としては、OMS×WMS一体型の価値が「チャネル統合」にあるため、コネクタを基本機能として提供しているからです。
連携確認で外してはいけない3点
- 自社チャネルが標準コネクタの対象か:非対応チャネルはAPIまたはCSV代替が必要
- 在庫反映の間隔:公式目安は10〜20分。キャンペーン時の欠品防御は別設計
- 出荷実績・追跡番号の返却速度:モールごとに仕様差あり。テスト出荷で実測
Shopify連携の詳細はロジレス Shopify連携を、API連携の全体像はロジレスAPIを参照してください。まとめると、多モール展開のEC荷主は、自社チャネルが標準対象かを契約前に確認するのが実務的です。
ロジレスのマクロ・RPA自動化とは何か
ロジレスのマクロ・RPAは、受注データに対して条件に応じた処理を自動実行するルールエンジンです。公式では90以上の条件と60以上の自動処理が用意されています。なぜ自動化が重要かというと、受注件数が増えるほど、配送方法の判定・同梱ルール・代引き処理・時間指定の振り分けを人手で行うと出荷リードタイムが伸び、誤出荷のリスクが高まるからです。
マクロ・RPAで自動化しやすい処理例
- 配送業者・配送方法の自動振り分け(サイズ・重量・地域別)
- ギフト・のし・メッセージカードの同梱指示
- 代引き・後払いなど決済方法に応じた出荷条件
- 在庫切れ時の自動キャンセル・バックオーダー処理
一方で、ルール設計には初期の設定工数がかかります。導入初期は売上上位SKUと主要受注パターンからルールを構築し、繁忙期前にテスト出荷で検証するのが実務的です。では、荷主は何から始めればよいのでしょうか。まず受注データの「手作業で判定している項目」をリスト化し、マクロ化できるかをロジレス担当者と確認してください。
ロジレス料金の概要—システム費と倉庫費の切り分け
ロジレスのシステム利用料は、ライトプラン税抜月額20,000円(300出荷/月)・スタンダードプラン税抜月額25,000円(500出荷/月)からで、初期費用は0円・1ヶ月無料トライアルがあります(公式料金表)。数字で見ると、状況はより明確になります。ここがポイントです。出荷件数が無料枠を超えると従量課金が加算されますが、倉庫への入庫・保管・ピッキング・梱包・配送料は別契約です。
- 0円ロジレス初期費用(公式)
1ヶ月無料トライアルあり - 20,000円ライトプラン月額(税抜)
月300出荷まで含む - 25,000円スタンダードプラン月額(税抜)
月500出荷まで含む
荷主が総コストを見積もるときは、システム月額と物流作業費を分けて試算してください。プラン比較・従量単価・件数別試算の詳細はロジレス料金の記事で解説しています。庫内デバイス(ハンディターミナル等)はオプションとなる場合があり、公式料金表で確認してください。まとめると、ロジレス料金は「システム固定費+出荷従量」であり、倉庫費は別途です。
ロジレスAPIと外部システム連携の要点
LOGILESS APIはOAuth2認証のREST APIで、API利用料は無料です(公式)。ERP・BI・会計・自社ECなどと在庫・出荷データを連携する開発者向けの仕組みです。理由としては、標準モール連携だけでは足りない荷主(自社ECの双方向在庫同期、社内ダッシュボード、会計システム連携など)向けに、データ抽出・投入の拡張口を提供しているからです。
API連携を検討すべきケース
- 自社EC(PHP製など)とロジレスの在庫を双方向同期したい
- 社内BIで在庫・出荷KPIをリアルタイム可視化したい
- 会計・受注管理システムと出荷実績を自動連携したい
API仕様・認証フロー・レート制限の詳細はロジレスAPIを、PHP実装の参考はロジレス PHP連携を参照してください。一方で、API開発・保守にエンジニアリソースが必要です。内製が難しい場合は、API連携を実装済みのECフルフィルメント委託先を選ぶ方法もあります。
ロジレスとShopify連携—公式アプリの位置づけ
ロジレスはShopify公式アプリを提供しており、Shopify Partner of the Yearを受賞しています(公式)。Shopify Lite以外のプランでアプリをインストールし、受注取込・出荷通知・在庫同期を自動化できます。理由としては、越境EC・D2Cブランドの成長に合わせ、Shopifyとの連携品質がロジレスの差別化要因になっているからです。
Shopify連携で押さえる3点
- 受注は注文日から31日以内の未出荷・オープン注文が標準対象
- 同期間隔は受注約10分・在庫10〜20分が目安(公式仕様)
- 在庫同期は商品マッピングテーブルの整備が前提
設定手順・注意点・委託との併用パターンはロジレス Shopify連携で詳しく解説しています。一方で、物流全体を委託する場合は、自社でロジレスを契約するのではなく、委託先のWMSを活用する選択肢もあります。まとめると、Shopify×ロジレスはD2Cブランドの標準構成のひとつです。
ロジレス対応倉庫パートナーと物流委託の進め方
ロジレスは倉庫会社ではなく、200社超の倉庫パートナーを紹介できるシステム提供者です(公式料金ページ)。荷主はロジレスと契約し、倉庫パートナーと物流作業契約を結ぶ二層構造になります。なぜこの構造かというと、全国の倉庫ネットワークを自社で保有せず、システムの普及と倉庫の専門性を分離することで、スケールを実現しているからです。
ロジレス×倉庫委託の進め方5ステップ
- 現状把握:月間出荷件数、SKU数、利用モールを整理
- ロジレス契約:1ヶ月無料トライアルで基本操作を確認
- 倉庫選定:ロジレス紹介倉庫または対応倉庫を比較(作業単価・立地・キャパ)
- データ整備:SKUマスタ、商品サイズ、同梱ルールを統一
- テスト出荷:本契約前に10〜50件の試験運用で連携品質を検証
倉庫選定の比較軸はWMSの選び方8項目がそのまま使えます。委託先に「ロジレス対応可否」「在庫照会の頻度」「繁忙期キャパ」を確認してください。栃木県上三川町を拠点にECフルフィルメントを提供する株式会社ソネッティークも、ロジレスを倉庫基盤として利用しています。
ロジレス便(ANA提携)とは何か
ロジレス便は、ロジレスとANAの提携による航空便+DX配送サービスです(corp.logiless.com)。ロジレスのシステムと配送インフラを組み合わせ、迅速な配送を実現する取り組みです。理由としては、EC事業者の配送品質向上と、航空便を活用したリードタイム短縮の需要に応えるためです。一方で、ロジレス便はすべての荷主・商品に適用されるわけではなく、対象条件は公式サイトで確認してください。
ロジレス便と通常配送の使い分け
ロジレス便は配送スピードが求められる商品・地域向けの選択肢です。コスト面では通常の宅配便との比較が必要であり、商品単価・顧客期待値・返品率を踏まえて判断してください。物流全体の設計はECフルフィルメントの相談とあわせて検討するのが実務的です。
ロジレス導入のメリット・デメリットと向き不向き
ロジレス導入の最大のメリットは、OMS×WMS一体型によるデータ一本化と自動出荷率の向上です。デメリットは、倉庫費が別途かかる点と、倉庫パートナーへの依存です。ここがポイントです。具体的には、次のように整理できます。
| 観点 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| データ管理 | 荷主と倉庫が同一DB。転記ミス削減 | ロジレス以外のWMS倉庫には移行コスト |
| コスト | 初期費用0円・月額明確。モール連携込み | 倉庫物流費は別途。出荷増で従量課金増 |
| 自動化 | マクロ・RPAで受注処理を自動化 | ルール設計に初期工数 |
| 拡張性 | API無料で外部連携可能 | API開発・保守にエンジニア必要 |
ユースケース別の向き不向き
月500件未満・単一モールなら、委託先のWMSだけで十分なケースもあります。月1,000件超・多モール展開・倉庫委託なら、ロジレス一体型のメリットが活きやすくなります。既存OMSに大きな投資があり、倉庫を内製運用している場合は、分離型の継続も合理的な選択です。まとめると、多モール×倉庫委託の成長ECがロジレスの主なターゲットと言えます。
ロジレス選定時に確認すべき8項目
ロジレスを選ぶときに荷主が確認すべきは、システム機能の暗記ではなく「自社の出荷条件に合うか」を測る8項目です。なぜなら、ロジレスは優れた一体型プラットフォームですが、倉庫パートナーの品質・対応チャネル・更新間隔は個別に変わるからです。具体的には、次の8つを確認してください。
ロジレス選定チェックリスト(荷主向け)
- 自社モール・カートが標準連携対象か
- 在庫・出荷実績の更新間隔(10〜20分目安か、テスト出荷で実測)
- 倉庫パートナーの作業単価・立地・繁忙期キャパ
- マクロ・RPAで自動化できる受注パターンの割合
- API連携の要否(自社EC・BI・会計との接続)
- システム月額+出荷従量+倉庫費の総コスト試算
- 1ヶ月無料トライアルで操作感を確認したか
- テスト出荷(10〜50件)で連携品質を検証したか
詳細な比較軸はWMSの選び方8項目を参照してください。一方で、ピッキングだけシステム化し入庫・棚卸が手作業の倉庫では、在庫精度に限界が出やすくなります。まとめると、ロジレス選定は「システム+倉庫」のセット評価が重要です。
ソネッティークのロジレス運用実務
栃木県上三川町を拠点とする株式会社ソネッティークは、ロジレスを倉庫基盤として利用し、荷主への在庫・出荷可視化を強化しています。理由としては、ロジレスの一体型データと、倉庫側でのLOGILESS APIによる独自データ抽出連携を組み合わせることで、荷主が必要とする情報をタイムリーに提供できるからです。ソネッティークでは倉庫側でAPI連携を独自開発し、標準画面に加えて荷主向けのレポート・照会機能を拡張しています。
委託荷主がソネッティークを選ぶメリット
- ロジレス一体型の自動出荷フローをそのまま活用できる
- API連携による在庫・出荷データの可視化(独自開発済み)
- 多モール展開のECフルフィルメント実績
物流体制のご相談はECフルフィルメントのページ、API連携の技術参考はロジレス PHP連携をご覧ください。お問い合わせから現状の出荷件数と課題を共有いただければ、ロジレスを含む体制設計をご提案します。
まとめ
ロジレスとは、OMS×WMS一体型のEC自動出荷システムであり、荷主と倉庫が同一プラットフォームで受注から出荷までを管理します。1,700社導入・自動出荷率90%超・主要モール標準連携・API無料・初期費用0円が特徴です。分離型OMS+WMSと比べ、データ連携コストと在庫ズレのリスクを抑えやすい設計です。一方で、倉庫物流費は別契約であり、システム月額と倉庫費を分けて試算してください。定義の詳細はロジレスとは、料金はロジレス料金、APIはロジレスAPI、ShopifyはShopify連携の各記事で深掘りしています。多モール展開で物流体制を見直すなら、WMSとはとWMSとOMSの違いもあわせてご確認ください。ご相談はお問い合わせから承ります。
EC向けのOMSとWMSが一体となったクラウド型自動出荷システムです。荷主と倉庫が同じプラットフォームを使い、受注取込から出荷指示・在庫反映まで一気通貫で管理します。詳細はロジレスとはの解説記事を参照してください。
いいえ。ロジレスはシステムのみを提供するSaaS企業です。物理的な物流作業は200社超の倉庫パートナーが担い、荷主はロジレス契約と倉庫との物流契約の二層構造になります。
ライトプラン税抜月額20,000円(300出荷/月)・スタンダードプラン税抜月額25,000円(500出荷/月)からです。初期費用0円・1ヶ月無料トライアルあり。倉庫物流費は別途です。
ロジレスは荷主と倉庫が同一システム・同一DBを使う一体型です。分離型はOMSとWMSが別システムでAPI/CSV連携が必要になり、データのラグと転記ミスが起きやすくなります。
API利用料は無料です(OAuth2認証)。ただし申請審査、開発、サーバー、トークン運用のコストは荷主または委託先が負担します。
はい。Shopify公式アプリを提供しており、Partner of the Yearを受賞しています。受注取込・出荷通知・在庫同期が自動化できます。
マクロ・RPAで受注処理が自動化される割合です。配送方法判定・同梱・代引き処理など90以上の条件・60以上の処理が用意されています。特殊梱包は人手が必要な場合があります。
はい。ロジレス対応倉庫に委託する方法と、他のWMSを使う委託先を選ぶ方法があります。委託先のWMS品質・連携チャネル・更新間隔を比較して選定してください。
参考・出典
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