ECサイト 作り方は、まず「ASP型・モール型・オープンソース・パッケージ型」の4つの構築方法のどれで進めるかを決め、商品・決済・配送・特商法表記を整えたうえで公開し、集客と出荷体制を回す流れです。個人・小規模なら月額無料のASPから始め、初期費用10〜20万円程度で立ち上げるケースが多いです。本記事では、ECサイトの作り方として4方式の比較、ASPでの具体的な7ステップ、主要サービスの料金比較、ページ構成、費用相場、公開前チェック、そして作ったあとに必要な物流・返品の設計まで、荷主視点で整理します。
最終更新: 2026年6月
本記事は、栃木県上三川町でECフルフィルメントを運営する株式会社ソネッティークが、荷主のECサイト構築・物流設計相談をもとに執筆しました。ASP料金は各社公式の公開情報(2026年6月時点)に基づく目安です。法令解釈は消費者庁の案内と照合しています。
ECサイトの作り方とは何を指すか
用語の解説
ECサイトの作り方
ECサイトの作り方とは、インターネット上で商品を販売するための店舗(サイト)を構築し、商品登録・決済・配送設定・法的表記までを整えて公開できる状態にすることです。「ネットショップ開業」が事業開始全体を指すのに対し、作り方はサイト構築・技術選定の検索意図に応える言葉です。
ECサイトの作り方で押さえるのは、構築方式の選定・サイト公開までの手順・公開後の運営(出荷・返品)の3層です。理由としては、多くのガイドが「カートを作る」までで終わり、受注後のピッキング・梱包・返品処理が後回しになりやすいからです。ここがポイントです。ソネッティークでは、サイト公開前に「月何件まで自社発送か」を決めておく荷主ほど、のちのネットショップ開業後の委託判断がスムーズです。
なぜ2026年にECサイトを自社で作るのか
国内のBtoC-EC市場は拡大基調にあり、スマートフォン経由の購買が主流のため、自社ECは24時間の販売チャネルとして依然有効です。背景には、モール手数料の負担、ブランド体験(梱包・名入れ)を自社でコントロールしたい需要、副業・個人ブランドの増加があります。数字で見ると、状況はより明確になります。
- 26.1兆円2024年の国内BtoC-EC市場規模(前年比5.1%増)
出典: 経済産業省 — 令和6年度電子商取引に関する市場調査 - 55.3%ネットショッピング利用世帯割合(2024年)
出典: 総務省 — 家計調査 - 4方式ASP・モール・OSS/パッケージ・フルスクラッチ — 規模と目的で選ぶのが一般的
一方で、サイトを作っただけでは注文は入りません。競合の多くが触れるのは構築手順までで、出荷・返品・在庫の設計が薄い領域です。理由としては、ECサイト 作り方の検索意図が「公開まで」に偏りがちだからです。まとめると、作り方を学ぶ段階から物流の上限ラインを決めておくと、成長時のトラブルを減らせます。
ECサイトの作り方は4つの構築方法に分かれる
ECサイトの作り方は、大きくASP型(SaaS)・モール出店・オープンソース/パッケージ型・フルスクラッチの4つに分類できます。比較の目的は、初期費用・自由度・集客・運用負荷のトレードオフを整理することです。なぜ4分類が標準かというと、国内のECガイド(EC-CUBE・BASE U・ヤマト運輸の開業コンテンツ等)がこの軸で説明しているからです。
| 構築方法 | 初期コスト | 技術難易度 | 向いている事業者 |
|---|---|---|---|
| ASP型(BASE・STORES等) | 低(無料プランあり) | 低 | 個人・小規模で手早くECサイトを作りたい場合に最適です |
| モール出店 | 低〜中 | 低 | モール集客を借りて販売件数を優先する場合に向きます |
| OSS・パッケージ(EC-CUBE等) | 中〜高 | 中〜高 | カスタマイズとデータ保有を重視する中規模以上向けです |
| フルスクラッチ | 高 | 最高 | 大規模・独自要件のみ。個人の作り方記事の主役にはなりにくいです |
では、具体的な次の一手は次のとおりです。初めてECサイト 作り方を学ぶならASP型から始め、月商・SKU・出荷件数が増えた段階でOSS移行や物流委託を検討する進め方が現実的です。
主要ASPの料金・手数料比較(2026年目安)
ECサイト 作り方でASPを選ぶときは、月額固定費と決済手数料の合計で比較するのが基本です。比較の目的は、想定月商における実効コストを把握することです。なぜ表比較が必要かというと、無料プランでも手数料率が高いサービスがあり、売上規模で最適解が変わるからです。数字で見ると、状況はより明確になります。
| サービス | 月額(目安) | 決済手数料(目安) | 初期費用 | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| BASE | 0〜 | 約3.6%+40円〜 | 0円〜 | 個人・副業でECサイト 作り方を最短学習したい場合に最適です |
| STORES | 0〜 | 約5.5%〜 | 0円〜 | Instagram連携で集客する店舗向けです |
| カラーミーショップ | 0〜 | 約6.6%〜 | 0円〜 | デザイン・HTMLカスタム重視の小規模店向けです |
| Shopify | 約$39〜/月 | 約3.4%〜 | 0円〜 | 海外テーマ・越境ECを見据える場合に向きます(倉庫連携はロジレス×Shopify連携も参照) |
| MakeShop | 約5,480円〜/月 | 約3.6%〜 | 0円〜 | 機能充実の国内ASPで中規模化する場合向けです |
| ショップサーブ | 約2,200円〜/月 | 約3.24%〜 | 0円〜 | サポート体制を重視する店舗向けです |
| メルカリShops | 0円 | 約10% | 0円 | フリマ顧客を活かす簡易出店向けです |
| EC-CUBE(OSS) | サーバー代〜 | 決済代行に依存 | 0円(ソフト) | データ保有・カスタム重視の中規模以上向けです |
一方で、月商50万円を超えると手数料差が月数万円に広がるため、売上見込み×手数料率+月額をスプレッドシートで試算してください。ソネッティークの相談現場でも、ECサイト公開後にASP移行を検討する荷主は、手数料総額の試算不足が主因であることが多いです。まとめると、作り方の第一歩は「無料で作り、数字が見えてから最適ASPへ」が安全です。
ASP型でECサイトを作る7つの手順
ASP型でECサイトを作る標準手順は、①サービス選定 → ②アカウント・ドメイン → ③商品登録 → ④デザイン → ⑤決済・配送 → ⑥特商法・ポリシー → ⑦テスト公開の7ステップです。「ECサイト 作り方」で検索する初心者の多くはこのルートに該当します。理由としては、サーバー契約やプログラミングが不要で、最短数日で公開できるからです。
ASP型ECサイト構築の7ステップ
公開前にテスト購入で決済・配送通知まで一通り確認してください。
- ASP選定
・手数料比較 - 登録
・ドメイン - 商品登録
・写真・説明 - デザイン
・テンプレート - 決済・配送
・送料設定 - 法的表記
・返品特約 - テスト
・公開
手順①〜③:サービス選定から商品登録
BASE、STORES、カラーミーショップなどから、決済手数料・月額・連携機能で選びます。理由としては、ECサイト 作り方の初期段階では変更コストが低いうちにASPを決めた方がよいからです。登録後は商品写真(複数角度)・サイズ・素材・配送目安を登録します。具体的には、EC-CUBEの初心者向けガイドでも強調されている通り、写真と説明文の質が購入率とのちの返品率に直結します。
手順④〜⑦:デザインから公開
テンプレートをベースにロゴ・配色を調整し、決済(クレジット・コンビニ等)と配送方法を設定します。特定商取引法に基づく表記・プライバシーポリシー・返品特約を掲載してから、テスト注文でメール通知と伝票連携を確認し公開します。
モール出店と自社ECサイトの作り方の違い
モールは「既存の巨大ECサイト内に店舗を出す」方法で、自社ECは「独自ドメインの店舗を構築する」方法です。モールは集客に強く開店が早い一方、手数料が高めでブランド体験の自由度は低いです。自社ECは集客は自社責任ですが、顧客データ・梱包・返品ポリシーをコントロールしやすくなります。
| 観点 | モール出店 | 自社EC(ASP等) |
|---|---|---|
| 作り方の中心 | 出店申請・商品掲載 | カート構築・サイト設計 |
| 集客 | モール内検索・ランキング | SEO・SNS・広告 |
| 手数料 | 売上連動で高めになりやすい | 決済手数料+月額が中心 |
| 物流 | モールルールに準拠 | 自社発送・委託を自由に設計可能 |
ユースケース別の判定として、まず検証したい個人・副業は自社EC(無料ASP)、既存フリマ顧客を活かすならメルカリShops、検索流入を借りたいならAmazon・楽天の併用が現実的です。
オープンソース・パッケージ型でECサイトを作る場合
EC-CUBEなどのオープンソースやパッケージ型は、レンタルサーバーにインストールしてカスタマイズする作り方です。ASPより自由度が高く、顧客データや連携仕様を自社で握れます。一方で、サーバー管理・プラグイン更新・セキュリティパッチの負担が増えます。BASE Uの解説でも、パッケージ型は年商規模が大きい事業者向けとされ、構築に数か月かかるケースがあります。
OSS・パッケージ型の典型手順(WordPress+ECプラグイン例)
- サーバー・ドメイン契約
- EC基盤(EC-CUBE / WooCommerce等)のインストール
- 決済代行の審査・導入
- デザインテンプレート・商品登録
- 動作テスト・公開
フルスクラッチ(要件定義から独自開発)は、1年以上・数百万円規模になりやすく、一般的な「ECサイトの作り方」記事の読者層とは距離があります。中規模以上でシステム部門がある場合の選択肢として押さえておけば十分です。
ECサイトを作るのにかかる費用の相場
個人が無料ASPでECサイトを作る場合、初期費用の目安は10〜20万円、月額固定費は0〜数千円からです。内訳はPC・撮影機材・梱包資材・初回仕入れ・広告費が中心で、カート自体は無料プランで始められます。パッケージ型や制作会社委託は、初期数十万〜数百万円、月額サーバー・保守費が加わります。
構築方式別の初期費用イメージ(目安)
※ 仕入れ・広告・物流は別途。変動費は売上に連動します。
見落としがちなのが、公開後の出荷作業コストです。理由としては、ECサイト 作り方の記事が構築費用だけを扱いがちで、月100件超の自社発送負荷に触れないためです。月100件超で自社発送が週10時間を超えるなら、ECフルフィルメントの見積もりを取り、固定費との比較が有効です。
ECサイトのページ構成とサイトマップの作り方
ECサイト 作り方では、商品ページ以外に「購入を完了させるための必須ページ」を最初から設計しておく必要があります。ヤマト運輸の開業準備コンテンツでも、サイトマップ(ページ一覧)の設計は商品登録と並ぶ初期工程とされています。背景には、特商法表記や返品ポリシーが未整備のまま公開すると、購入後トラブルと法務リスクが同時に発生しやすいからです。
| ページ種別 | 役割 | 制作の要点 |
|---|---|---|
| トップ | ブランド訴求・新着・特集 | スマホで3秒以内に「何の店か」が伝わる構成 |
| 商品一覧・詳細 | 購入の中心 | 写真複数・寸法・素材・配送目安を厚く(返品率低減) |
| カート・決済 | 転換の最終段階 | 送料・お届け日・決済方法を明示 |
| 特定商取引法表記 | 法的必須 | 事業者情報・返品条件を正確に |
| 返品・交換ポリシー | 購入前不安の解消 | 期限・送料負担・対象外商品を明記 |
| お問い合わせ | 信頼・CS窓口 | メール・電話・返信目安を記載 |
| 会社概要・プライバシー | 信頼(E-E-A-T) | 運営者名・所在地を正確に(虚偽は厳禁) |
商品写真の撮り方(ECサイト作り方の実務ポイント)
ここがポイントです。商品写真は白背景の正面に加え、サイズ感がわかる着用・比較写真、素材のクローズアップを最低3枚用意すると、のちの返品・問い合わせが減りやすくなります。理由としては、通信販売は実物を見ずに購入するため、情報不足がサイズ・イメージ違い返品の主因になるからです。具体的には、自然光または簡易ライト、スマホでも構図を統一し、ファイル名とalt属性に商品名を含めます(SEO・AI検索の両方に有効です)。
ECサイトを作る前に決めるべき7項目
サイト構築に入る前に、コンセプト・ターゲット・商品・価格・在庫方針・集客チャネル・出荷上限の7項目を文書化してください。ヤマト運輸の開業準備コンテンツでも、コンセプトと商品写真の準備が最初のステップとされています。理由としては、設計が未定のままカートだけ作ると、送料設計や返品ルールが後から破綻しやすいからです。
- 誰に・何を・なぜ売るか(1文で言えるか)
- 価格と粗利(決済手数料・送料込みか)
- 在庫の持ち方(少量仕入れ・受注生産)
- 許可・届出(食品・酒類・古物等)
- 集客の初動(SNS・SEO・既存顧客)
- 返品ポリシー方針(特約の有無・期間)
- 月何件まで自社発送か(超えたら委託検討)
決済・配送・特定商取引法の設定はECサイト作り方の必須工程
ECサイトを「作った」と言えるには、決済・配送・特商法表記・返品特約まで設定済みである必要があります。通信販売では、事業者名・住所・電話・返品条件等の表示が義務付けられています(消費者庁 — 特定商取引法)。返品特約を設けない場合、到着後8日以内・消費者負担の送料で返品できるルールが適用されると、東京消費生活総合センター等が案内しています。
公開前に必須のページ・設定
- 特定商取引法に基づく表記
- プライバシーポリシー
- 返品・交換ポリシー(返品特約)
- 配送方法・送料・お届け目安
- お問い合わせ窓口(メール・電話)
返品の詳細はネットショップの返品対応の記事で手順を解説しています。ECサイト制作時に返品フローを決めておくと、公開後のクレーム対応がぶれにくくなります。
ECサイト公開後に必要な運営業務とは
ECサイト公開後は、受注処理・在庫更新・ピッキング・梱包・発送・問い合わせ・返品対応が毎日発生します。ECサイト 作り方の記事で触れない領域がここです。理由としては、構築ガイドの検索意図が「公開まで」に偏りがちだからです。一方で、フロント(集客・商品更新)とバックエンド(出荷・返品)を分けて体制を組むと、ボトルネックが見えやすくなります。
| 業務 | 自社でやる場合 | 委託を検討する目安 |
|---|---|---|
| 出荷・梱包 | 自宅・小倉庫 | 月50〜100件超・週10時間超 |
| 在庫管理 | スプレッドシート・簡易WMS | SKU多数・欠品・誤出荷が増えたとき |
| 返品検品 | 自社で受取・再棚入れ | 返品件数が月20件超・品質基準が厳しいとき |
ソネッティーク(栃木県上三川町)では、EC荷主向けに入庫・保管・ピッキング・梱包・出荷・返品対応までを一括委託できる体制を整えています。出荷のみの委託なら発送代行の見積もりもご利用ください。
返品・在庫を見据えたECサイトの物流設計
ECサイトを作る段階で、返品受付の連絡先・返送先住所・再販可否の基準・返品在庫の置き場を決めておくと、公開後のオペレーションが安定します。理由としては、返品は必ず一定割合で発生し、3PL委託時はRMA(返品承認)フローと倉庫の検品ルールの事前合意が必要だからです。ここがポイントです。サイトの返品特約と倉庫の実務ルールが一致していないと、顧客対応と在庫の両方で齟齬が出ます。
具体的には、①返品フォームまたは問い合わせメールのテンプレート、②着払い/元払いのルール、③検品後の再棚入れ・廃棄基準、④返金タイミングを文書化し、委託先にはCSVやWMS連携で返品予定を共有します。
ECサイト制作で失敗しない5つのポイント
失敗の多くは、構築方式の選び直し・送料設計の誤り・出荷キャパ超過・返品ルールの曖昧さに集約されます。次の5点を意識すると、作り直しコストを抑えられます。
- 最初はASPで検証 — 売上が見えてからOSS・制作会社へ
- テスト購入を必ず実施 — 決済メール・配送料・特商法リンクを確認
- 商品ページの情報量を厚く — 返品率低減につながる
- 送料・利益を商品単位で試算 — 決済手数料込み
- 出荷上限を事前に決める — 超過前に委託見積もり
ECサイト構築前チェックリスト
構築・公開前チェック(抜粋)
- 構築方式(ASP/モール/OSS)を選定した
- 商品写真・説明・価格・在庫を登録した
- 決済・配送・送料ルールを設定した
- 特商法・プライバシー・返品特約を掲載した
- テスト購入で通知・伝票まで確認した
- 公開後30日の集客施策を決めた
- 月間自社発送の上限件数を決めた
開業全体の流れ(開業届・無料ASP比較)は、クラスター記事ネットショップ開業の手順と費用もあわせて参照してください。
では、公開後に出荷件数が閾値(月50〜100件超・週10時間超)を超えたら、ECフルフィルメント(物流委託)または発送代行の見積もりを取り、自社発送とのTCOを比較することをおすすめします。費用の考え方は倉庫料金も参照してください。栃木県上三川町のソネッティークへ、出荷体制のご相談はお問い合わせから承ります。
よくある質問(FAQ)
個人・初心者には月額無料のASP型(BASE、STORES、カラーミーショップ等)が最も簡単です。サーバー不要で、登録から商品公開まで数日で進められます。
はい。ASPの無料プランやモール出店で初期費用0円から始められます。ただし決済手数料は発生し、仕入れ・梱包・広告費は別途必要です。
作り方はサイト構築・技術選定の検索意図に応え、開業は事業開始全体(届出・運営・集客)を指すことが多いです。実務では同一ガイドで両方カバーする記事も多いです。
はい。ASP型ならプログラミング不要で、テンプレートと管理画面から商品登録・決済・配送設定ができます。HTML/CSSの知識があるとデザイン調整の幅は広がります。
サーバー契約・インストール・決済導入・更新管理が必要で、ASPより難易度は高めです。カスタマイズとデータ保有を重視する中規模事業者向けです。
テスト購入の再確認、SNS・SEOでの告知、受注〜出荷フローのドライラン、返品問い合わせテンプレの準備です。出荷件数のモニタリングも開始してください。
月50〜100件超、SKUが複数、出荷作業が週10時間を超える場合は発送代行・3PL委託の検討時期です。公開前に決めた出荷上限を超えたら、ECフルフィルメントまたは発送代行の見積もりと自社発送のTCOを比較してください。
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